【ナナシス】AXiS編第10話感想 偶像破壊
第10話 たったひとりの戦い
あらすじ
ヒメ、スイ、スミレはアグリから話を聞く。カジカ、シンジュはセネカと対峙する。
感想
カジカシィちゃんはハルの見舞いに来た病院で、セネカに遭遇。Dr.END...同じ病院だったんですね。Dr.ENDはセネカしかお見舞いに来なさそう。いや、なんだかんだ支配人は来てくれそう。
このセリフ、一見カジカシィちゃんを安心させるために言っているように見えますが、実際は自分が悪者だと思われたくないから言ってるだけなんですよね。
悪者という決めつけ。まあネロの認識植え付けのせいでもあるんですが。
もしボイス無しでエピソードを読んでる支配人さんがいたらこのシーンでセネカ喋っているので聞いてください。
セネカって自分を善人と信じるだけじゃなくて、他人が少しでもずれていたら悪人と決めつける傾向があるように思います。厄介。
話をしているうちにだんだん暴走し始めるセネカ。
前回妹のシィちゃんに恐怖を吐露するシーンがあったカジカですが、
今回はそのシィちゃんを守ろうとしました。
カジカって性格上シィちゃんよりも妹みたいな面があったりしますが、いざというときは大切な妹を守ろうとする強さが出てきて、結構驚かされました。
アグリの部屋
アグリは両親を昔亡くしていたと。そのあたりから自己評価の低さが出てきたのでしょうか。本当に助けたい人というのは両親のことにもネロのことのようにもとれると思います。もしくは両方なのでしょう。
AXiSの目的はアイドルを消し去ること。ネロ曰く灰にすること。
それ自体が目的でその先には何もない。頂点に立つ気なんてさらさらない。
アグリから見たネロ。
敗者を想うというのはどこから出てきたのかはわかりませんが、ネロにとって、自分の声が姉を傷付けるというのはどれほどの苦しみだったのでしょう。
ネロの姉は救えないかもしれない。でも七咲ニコルたちのようなアイドルを葬ることはできるかもしれない。そのためにほかの5人を探し出した。777☆Sを蹴落とす計画も立てて実行した。
狂っている。
というようにも言われていましたが、ネロの抱いた苦しみや憎しみを考えるとうーむ。その表現は少し違うようにも思えます。
わたしは、自分にできることが復讐しかないのなら、それを是が非でも成し遂げようと思うのはそんなにおかしいことだとは思いません。それだけネロが追い込まれたとも考えられるからです。勿論今までのネロの行いを正当化するわけではありませんが。
むしろこんなことを思いついたとしても実行できないのが大抵の人間だと思いますが、それを実行して、実現目前まで来たのはネロの凄さともいえると思います。これはDr.ENDの視点ですね。
さて、次回はついに11話です(読了済み)。
これを書くために頑張って追い上げましたからね。
やっと描けるよ。
と言っておいて予定通りにできるでしょうか
はてさて・・・